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月間ネットワークビジネス
月刊ネットワークビジネス誌に連載した講座です。
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オーバーライド
ブレークアウェイ後の代表プログラム-NBの魅力印税的収入が発生する-
 

ステアステップで発生する収入と、ブレークアウェイ以降のプログラムで発生する収入を比較すると、そこに特徴の違いがみられる。ステアステップで発生する収入は、商品の小売り(リセール)によって得られる利益や、メンバーのポジションの違い(還元率の違い)によって得られる差額収入がメインとなる。自分のパーソナルグループから得られる収入だから組織図で見ると、比較的に自分から近い位置で発生する。

これに対して、ブレークアウェイ以降の収入は、下位に派生したパーソナルグループ単位で、何段階も先の売り上げが対象になったり、特殊な計算方法によって、下位メンバーのすべての売り上げが永久に還元対象となることもある。場合によっては、まったく自分のあずかり知らない遠いところで起こった売り上げすらも、収入の対象となったりする。
このような収入の発生のしかたは、よく飛行機の離陸に例えられる。

「飛行機は、離陸して一定の高度に達するまでに、燃料の大半を使い果たすといわれている。しかしある程度の高度に達してしまうと、そこから先は飛び上がるときに使った10分の1以下のエネルギーで、いつまでも飛び続けることができる」

つまり、最初のうち苦労をして努力を積み重ね熱心に普及活動を進めるメンバーを育成してしまうと、あとは育成したメンバーの個々の努力によって、継続して安定した収入が保証される、という例え。すなわち、ネットワークビジネスの最大の魅力とされる「権利収入」(印税的収入)の発生だ。
ブレークアウェイ以降の、代表的なプログラムと言えば、やはりオーバーライドが挙げられる。ここではパスアップと比較しながら、その仕組みや特徴を説明する。

オーバーライドとパスアップを混同している人は意外に多い。
この二つはまったく異なる計算方法なので注意したい。
前にも述べたように、オーバーライドの基本的な仕組み(図2参照)は

「下位の同格者のPGSVの一定率が上位の同格者に保証される」

というシステム。その際、自分から数えて何段先の同格者であるかを表すために「レベル」という呼び方がよく使われる。「世代」と呼ぶケースもある。
自分から1段先だったら1レベル、2段先だったら2レベルというように使う。
この場合、あくまでもパーソナルグループ単位でのことだから、2レベルといっても、自分から数えて2人目ということではない。同格者を数えて2人目ということだ。
人の単位でレベルを区切る方法はユニレベルという。

ちなみに、ニュースキンは最高6レベルまでがボーナスの対象となっている。
ただし、還元のレベルが深ければ深いほど優秀、というわけではない。単純にそこの部分だけでプランの是非は判断できない。さまざまな要因が複雑に絡み合ってひとつのマーケティングプランが形成されている。

外資系の消耗品型ネットワークビジネスの多くは、レベルごとに5%のオーバーライドを還元する場合が多く見られる。3%+2%+1%などのように、レベルが遠くなると還元が少なくなる場合もある。これは昇格条件のハードルの高さや、総還元額の中でオーバーライドの還元が占める割合などを考えて決められていく。

FCにも例えられるシンプルなプログラム
  オーバーライドの形は、一般流通で例えると、チェーン店やフランチャイズなどを拡張していくケースとよく似ているし、よく比較されたりもする。グループ売り上げに対するパーセンテージの計算だけだから、シンプルで伝えやすいプログラムだ。

このような計算方法のプログラムには、ある特定のレベルで「下限」が設定されている。下限とはどこのレベルまで還元されるかという限界点のこと。どこまでもボーナス対象にしてしまうと、いつかは払い出し合計が商品代金を超えて、いわゆる「過払い」の状態になってしまう。
商品には当然原価があり、企業の運営費や利益を確保したうえで、残りをコミッションとして配分することになる。過払いになってしまっては間違いなく破綻してしまう。還元するレベルにはおのずと限界があるのは致し方ない。

いわゆるマネーゲームと呼ばれるものや、悪質なモニター商法などは、よくよく計算してみると過払いになっていることが多い。プログラムの仕組みをしっかりと理解していないと、つい甘い話に乗せられて、ひどい目に遭うこともあるので注意が必要だ。

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