「ワールドオーシャンファーム」(WOF、破産)がフィリピンでのエビ養殖事業への投資話で巨額の資金を集めた事件で、警視庁などの合同捜査本部は2日、会長の黒岩勇容疑者(59)と同社幹部9人を組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕した。ほかに、幹部や上級会員計8人を逮捕する方針。
同社が集めた金は約2年間に全国約3万5千人から計約849億円にのぼる。悪質商法事件の被害額としては過去6番目という。
WOFと出資者の契約は、商法で規定する「匿名組合」方式をとっていた。不特定多数からの出資を禁じた出資法による摘発を逃れるためとみられる。
警視庁は、WOFが、「代理店」の名称で出資者をランク付けして報奨金を与え勧誘を競わせてきたことを解明。このうち上級会員は違法性を認識していた疑いが強いとして立件対象とした。
黒岩容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。
※2008.7.2 読売新聞、朝日新聞ほか
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